1950年の建築士法制定により1級及び2級建築士が誕生して半世紀以上過ぎた。また1984年には木造建築士も誕生した。建築士試験は1級建築士については国土交通大臣の、2級建築士・木造建築士については各都道府県知事の指定を受けて財団法人建築技術教育普及センターが毎年実施している。平成20年度の2級建築士試験日程は学科の試験が7月6日(日)、設計製図の試験が9月14日(日)と発表されている。受験申込はインターネットによる申込が4月1日(火)~4月7日(月)、受付場所での申込が4月14日(月)~4月18日(金)となっている。平成19年度の2級建築士「学科試験」の合格率31.9%であった。また設計製図の試験」の合格率は50.9%という数字が出ている。尚平成20年度の2級建築士の受験資格に関して建築設備士の有資格者については、建築設備士登録証の写しまたは建築設備士試験合格(又は建築設備士講習受講)証書の写しを添えて、実務経歴書に加える事ができる。
2級建築士を含む建築士の受験資格はどうなっているのか。まず1級建築士の受験資格は1)大学の建築課程または土木課程を卒業後2年以上の実務経験、2)3年制の短期大学(夜間部は除く)の建築または土木課程を卒業後3年以上の実務経験、3)2年制短期大学または高等専門学校の建築・土木課程卒業後4年以上の実務経験、4)2級建築士取得後4年以上の実務経験となっている。2級建築士の場合は1)大学(旧制・短大含む)または高等専門学校の建築課程を卒業したもの、2)大学の土木課程を卒業後1年以上の実務経験、3)高等学校の建築または土木課程卒業後3年以上の実務経験、4)義務教育修了後7年以上の実務経験となっている。試験科目は1級・2級・木造建築士とも学科試験と設計製図試験がある。学科試験は学科Ⅰ(建築計画)、学科Ⅱ(建築法規)、学科Ⅲ(建築構造)、学科Ⅳ(建築施工)である。設計製図試験は予め公表された設計課題についての設計製図である。
2級建築士は都道府県知事免許の国家資格である。建築士には同じく都道府県知事免許の木造建築士と国土交通大臣免許の1級建築士がある。それぞれの資格の内容は以下の通りである。1級建築士は1)学校・病院等の建築物の延面積が500㎡超のもの、2)木造建築物で高さが13m超または軒の高さが9m超のもの、3)鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造,煉瓦造、コンクリートブロック造、無筋コンクリート造の建築物で延面積が300㎡、高さが13m、または軒の高さが9m超のもの、4)延面積が1000㎡超で2階以上のものの施設の設計・管理を行う事ができる。2級建築士の業務は以下の様に一定規模以下の建築物の設計・管理である。1)学校・病院などの公共建築物は述面積が500㎡未満のもの、2)木造建築物で高さが13mまたは軒の高さが9mを超えないもの、3)鉄筋コンクリート造等の建築物で述面積が30~300㎡、高さが13mまたは軒の高さが9m以内のもの、4)延面積が100㎡(木造は300㎡)を超えまたは3階以上のもの等である。